握力というと、「腕の力を測るもの」というイメージがあるかもしれません。

学生時代の体力測定以来、測ったことがないという方も多いでしょう。

しかし近年では、握力は単なる腕の筋力ではなく、「全身の健康状態を反映する指標」の一つとして注目されています。

実際に多くの研究で、握力が低い人ほど将来的な健康リスクが高まる可能性があることが報告されています。

では、なぜ握力がそこまで重要なのでしょうか。

【1】握力は「全身の筋力」を反映しやすい

もちろん握力は手の筋肉だけで決まるわけではありません。

物を強く握るためには、

・前腕

・上腕

・肩

・背中

・体幹

など、多くの筋肉が協力しています。

そのため握力は、全身の筋力をある程度反映すると考えられています。

つまり、握力が落ちているということは、体全体の筋力が低下しているサインである可能性があります。

【2】筋力の低下は生活の質にも影響する

筋力が低下すると、

・買い物袋を持つ

・階段を上る

・立ち上がる

・転倒を防ぐ

といった日常生活にも影響が出てきます。

若いうちは気にならなくても、年齢を重ねるほど筋力の維持は重要になります。

筋肉は見た目だけではなく、「自立した生活」を支えるためにも必要なのです。

【3】握力は健康診断でも測定されることがある

握力は医療や介護の現場でも活用されています。

筋力の低下や、体の衰えを評価する指標として使われることがあり、高齢者だけでなく幅広い年代で参考になる数値です。

つまり、握力はスポーツ選手だけのものではありません。

健康管理の一つとして考える価値があります。

【4】握力だけ鍛えればいいわけではない

ここで注意したいのは、「握力だけ鍛えれば健康になる」というわけではないことです。

握力が重要なのは、全身の健康状態を反映しているからです。

つまり大切なのは、

・全身の筋力を維持すること

・日常的に体を動かすこと

・適度な運動を続けること

です。

その結果として握力も維持されやすくなります。

【5】筋力は何歳からでも維持・向上を目指せる

年齢とともに筋力は低下しやすくなります。

しかし、筋肉は何歳からでも適切な刺激を与えることで成長することが分かっています。

「もう歳だから」と諦める必要はありません。

今からでも運動を始めることで、将来の健康を守ることにつながります。

握力は手だけの力ではなく、全身の健康状態を映す鏡のような存在です。

日頃から体を動かし、筋力を維持することは、健康寿命を延ばす第一歩になります。

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