「若い頃は少し食事を減らせば痩せたのに…」

30代、40代になると、このような声を聞くことがあります。

そして多くの場合、その理由は「年齢とともに代謝が落ちるから」と説明されます。

確かにそれも一因ですが、実はそれだけではありません。

年齢とともに太りやすくなる背景には、筋肉量、活動量、生活習慣など様々な要素が関係しています。

【1】実は基礎代謝は急激には落ちない

よく「30歳を過ぎると代謝がガクッと落ちる」と言われますが、実際にはそこまで急激な変化ではありません。

もちろん加齢による影響はあります。

しかし数年で何百キロカロリーも減るわけではなく、多くの人が想像しているほど大きな変化ではありません。

ではなぜ太りやすくなるのでしょうか。

【2】活動量が減っていることが多い

学生時代や20代前半は、

・通学
・部活動
・外出
・立ち仕事

などで自然と体を動かしていることが多くあります。

ところが年齢とともに、

・デスクワーク
・車移動
・運動不足

が増えることがあります。

結果として、1日の消費カロリーが少しずつ減っていきます。

これが体重増加につながるケースは少なくありません。

【3】筋肉量の低下も影響する

筋肉は体の中でも多くのエネルギーを使う組織です。

運動習慣がない状態が続くと、少しずつ筋肉量が減ることがあります。

すると活動量が同じでも消費エネルギーが減りやすくなります。

特に下半身の筋肉は体の中でも大きな割合を占めるため、影響も大きくなります。

【4】食事は若い頃と変わらないことが多い

ここが非常に重要です。

活動量は減っているのに、

・食事量
・お酒
・間食

は若い頃と同じ。

これでは少しずつエネルギーが余りやすくなります。

1日100kcalの差でも、1年単位で見ると大きな差になります。

【5】睡眠不足も太りやすさに関係する

睡眠不足になると、

・食欲が増える
・甘いものを欲しやすくなる
・疲れて動かなくなる

といった変化が起こりやすくなります。

つまり、睡眠の問題が間接的に体重増加につながることがあります。

【6】年齢のせいにしすぎる必要はない

もちろん加齢による変化はあります。

しかし実際には、

・運動習慣
・食事習慣
・睡眠習慣
・活動量

によって大きく変わります。

年齢を重ねても体型を維持している人がいるのは、そのためです。

「歳だから仕方ない」で終わらせるのではなく、生活習慣を見直すことで改善できる部分はたくさんあります。

体は年齢だけで決まるものではありません。

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